JUMPのトーク力について

TOKIOカケルを見た。

twitterでも書いたが、最近のJUMPがゲストとして呼ばれるバラエティーは安心して見ることができる。

 

 

  

 

ここから先は私一個人の意見を認めている為色々見逃してほしい。尚私はトークの神様やその類の者ではない。中傷などは受け付けていないので無理だと思った人はすぐに戻ってほしい。

 

 

 

1.2年前までは、どうしても「ちゃんとオチつけれるのかな」「なんか今日大人しくない?」「みんな黙ってるしwwwww」「真面目かよwwwww」ってバラエティーにせっかくゲストとして呼ばれてもそう思うことが多かった。

借りてきた猫感が否めないし、いい子ちゃんすぎる。

 

いい子ちゃんすぎるのは、JUMPを支えてくれているスタッフさんの指導方針なのかは分からないけれど、JUMPは本当にいい子ちゃんすぎた。真面目って言葉がぴったり。

いやいやそこはバラエティーだから!とか思うことは度々あった。私が関西出身だから余計そう思うのかも知れないが、本当にトーク力が乏しかったし、山田くんが頑張っても他のメンバーはちょっと顔引きつってるしもっと面白くしなよ!?っと何回も思った。

 

 

テレビにちゃんと出れるようになったのも派閥移動してくらいからだから、バラエティー慣れしていないところはある。

デビューしてからすぐにコンサートコンサートコンサート舞台舞台コンサートの毎日だったから、確かにそれは仕方がない。

テレビに出るとしてもミュージックステーションや、Hey!Hey!Hey!、うたばんなど音楽番組ばかり。

それは仕方がない。バラエティー慣れしていないのは仕方がない。

 

 

でもやっぱりゲストとして呼ばれたときのトークが面白くない。わたしはJUMPのトークが面白く無さすぎてトークはよく飛ばして見ていた。トークを見ていてもハラハラドキドキしてちゃんと見れなかったから。

余談だが私はトークにどうしても重きを置いてしまうらしく、中学生のときにデビュー前からきゃりーぱみゅぱみゅが好きだったけれど、バラエティーできゃりーぱみゅぱみゅトークを聞いて一気にその好きさが退いた。現にJUMPのトークが面白くなくて一度JUMPから離れた。やっぱりパフォーマンスは大事だけれど、トークも大事だ。

 

 

知念くんが一万字で「JUMPはMCが上手くないからLIVEでもパフォーマンスを重要視してやっていた(ニュアンス)」。有岡くんは以前雑誌で、「(JUMPが)小さいときにスタッフさんから『(MCで)みんなが一斉にしゃべるな』と怒られてからMCで喋るメンバーが決まってる」発言などから、JUMPのトークに対しての自信のなさや、むしろちょっとここ最近までトークは諦めモードだった感が垣間見れる。わたしはコンサートでのJUMPのふわふわした平和なMCが大好きだから良いのだけれど、テレビになったらそれは許されない。

 

テレビを見ているJUMPを知らない人にもトークを通して知ってもらわないといけない。

山田くんの存在感が凄いのは、センターで踊っていたりドラマなどでも活躍していたりというのもあるが、グループとして話すってなった時にも山田くんに任されることが多いから世間も「Hey!Say!JUMPといえば山田くん」というイメージがつきやすかったのだと思う。JUMPは後に山田くんに背負わせすぎたと思っていたと教えてくれたが、やっぱりそのような所もあるなと感じた。

 

 

JUMPのバラエティー担当といえば一昔前は光くんだけだったイメージがある。最近ではヒルナンデスの影響で有岡くんも自分の殻を破ってバラエティー担当になっていたり、伊野尾くんも様々なメディアへの露出からバラエティー担当になっている。(と思っている)山田くんもスクール革命では普通キャラで三枚目も2枚目もいける美味しいキャラを確立しているし、裕翔くんも切り返しがうまい。雄也もいい感じのフレンドリーさが面白い。

 

 

やっぱりそれはバラエティーに慣れてきているから「こうしたら面白いかも」など分かってきているのかもしれない。

 

 

 

 

でも、やっぱりどうしてもコンサートDVDのMCの収録が少なすぎる。

比べてはいけないが、ジャニーズWESTを例に挙げてみる。そこまで詳しくないがジャニーズWESTは関西出身だからなのかトークもバリバリ上手だしきちんとオチを付けるのがうまい。桐山くんと中間くんがいるから綺麗にボケもツッコミも収まっている。

有岡くんがスタッフさんからみんなが一斉に喋るなと言われた発言にしても、まとめる人がいないからそう言われていたのかもしれない。(今は山田くんや気づいた人がその立ち回りできるようにはなっているが)

以前、中間くんがSnowmanの阿部くんからの「ツッコミに回ることが多いけれど上手くみんなわまとめれない」という質問に雑誌でこう答えていた。「みんなが一斉に話したら分からなくなるから一度『ちょっと静かにして!』と言ってトークを止める。そこから大きい声のやつに話を振る。小さい声で喋ってるやつがおってもお客さんには分からへんから大きい声のやつに振ったらいい。もし小さい声のやつがおったら「○○はさっきから小さい声でなにごにょごにょ言ってんねん!」と言ったら面白くなる(ニュアンス)」と。

 

 

ジャニーズWESTはツッコミやボケの割り振りがしっかりしているというイメージがある。ツッコミをする絶対的な人がいるから。JUMPはツッコミ役などは考えておらずオールマイティにこなしているから、それもそれで「この人がつっこんだ!」ってちょっとした発見があるからいいけれど、ツッコミを貫いている人がいるのといないのとではまとまり具合などの差は大きいのかもしれない。

 

 

別にツッコミ担当を決めろ!と言いたい訳ではないけれど、絶対的にツッコむ人がいないからスタッフさんにも「一斉にしゃべるな」と言われていたのかもしれない。そこから自信をなくしてしまったメンバーが話せなくなり、トークする人が決まってしまっているのかもしれない。

 

 

あと、前述した通りいい子ちゃんすぎるのが大きなネックになっている。

JUMPは「固有名詞を頑なに使わない」「お酒を飲んだ、飲みに行ったなど お酒や喫煙関係の話しが全くない」「下ネタもファンやテレビの前では言わない(一部除く)」などある。

固有名詞を頑なに使わないのは素晴らしい徹底ぶりで ドンキホーテは「大型ディスカウントショップ」、TSUTAYAは「レンタルDVD屋」、グループLINEは「グループメール」(LINEは「メール」)、ヒートテックは「暖かいインナー」など挙げているとキリがない。

他Gと比べて固有名詞は全くと言っていいほど言わない。むしろ固有名詞を言ったら「あ!いま言った!」と嬉しくなってしまうほど。

 

 

そして飲酒や喫煙関係のお話もあまりない。これはファン層が若いからというのもあるかもしれないし。7がみんな成人したときは「先輩に飲みに誘ってもらえる」など言っていたがそれもはじめだけでそこからお酒関係の話はあまり聞かない。神木くんがおしゃれイズムで「山田くんに水とお酒を交互に飲むと酔わないと教えてもらった」と言っていたり、ファンも初めて聞くようなお酒にまつわるエピソードは沢山ある。これは敢えてそう言わないようにJUMPが決めているのかもしれないがこちらはそういう関係の話しも聞きたくなってしまう。コンサートのMCでは尚更だ。

 

 

 

私は伊野尾くんがJUMPで本当に良かったなと最近切実に思う。それはやっぱり思い切った返しができる人だから。下ネタを振られてもそれをさらに上回る下ネタで返したり、予想もしなかった返しができる人であるから。以前のJUMPにはそれが欠けていると思ったから。

 

 

それと世間のイメージというのもある。

Hey!Say!JUMPといえば小・中学生に大人気でキラキラ王座様というイメージがつよい。だから以前のバラエティーでもそれを守るような発言を多くしていたのかもしれない。

最近では、ファン層は若いイメージではあるがメンバー自身が自分の殻を破っているからトークも面白くなってきているのかもしれない。

 

 

 

有岡くんが滝沢くんのラジオで「最近は誰がトークを落とすかとかも考えている」と言っていて、トークをちゃんと見直していることがよくわかる。

 

 

トークが上手くなったらJUMPはまた一つ大きな場所へ行けるのかもしれない。